1) 政府税調答申 消費税、社会保障財源に 政府・与党増税、09年度以降
政府税制調査会(首相の詰問機関)は二十日の総会で、2008年度税制改正に向けた答申をまとめた。高齢化で増える社会保障費を賄うため、消費税を「社会保障財源の中核」と位置づけ、税調答申としては3年ぶりに消費税率上げの必要性を明記した。所得税の各種控除見直しや法人実効税率の下げなど、経済社会の構造変化にあわせた抜本改革の方向性も示した。ただ、いずれも来年度改正での実現は難しく、消費税を含む抜本改革は09年度以降に持ち越しになる。
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